7年間、怖くて乗れなかった電車に乗れた日 ― ブレインジム個人セッションの事例から

ずいぶん前のことになりますが、
いまも忘れられないブレインジム個人セッションがあります。
電車に乗れなくて困っていたIさんのセッションです。

Iさんが電車に乗れなくなったのは、ずいぶん前のことでした。

ある日電車に乗ったとたんに、
心臓が急にバクバクと音を立てはじめ、
気を失って倒れてしまったそうです。

その後同じ症状を繰り返すようになりました。

検査をしても、はっきりとした原因は見つからない。
「気の持ちようですよ」と言われても、納得できない。

「また、あの感覚が来たらどうしよう」

そう思うと、ホームに立つことすら怖くなる。
気づけば7年、Iさんは電車に乗れずに暮らしてきたそうです。

そんな状態に困ったIさんが、
ブレインジム個人セッションを受けにいらっしゃいました。

ブレインジム個人セッションで大切にしているのは、
「問題そのもの」ではなく「目標」にフォーカスするということです。

なぜなら、パニック発作や強い不安がある方の場合、
辛かったときの感覚を思い出すとフラッシュバックが起きてしまい、
かえって辛さを深めてしまうことがあるからです。

ですから
「あのときどう辛かったか(問題)」を深く思い出し語ってもらうのではなく、

「これからどうありたいか(目標)」という未来の方向に意識を向けていくのです。

Iさんのセッションでも電車の感覚を深く思い出してもらうことはしませんでした。

代わりに、電車に乗ったときの状態から、
「不整脈」という言葉だけを最初の手がかりにして、
Iさんがどんなことを連想するか、いっしょにたどっていきました。

まず浮かんできたのは、血液や酸素という身体的なイメージでした。

そこからさらに想いをめぐらせていくうちに、
「自分にはいま、自信が足りていないのかもしれない」
「もっと柔軟さがほしい」
という気持ちが、
Iさんの中から自然と出てきました。

頭でひねり出した答えではなく、
身体の感覚をたどりながら、
すこしずつ浮かび上がってきた言葉でした。

そして最後にたどり着いた目標は、
「直感に従って行動する」というもの。

「不安に従って動けなくなる私」ではなく、
「直感に従って動ける私」へ。

その目標を心に置きながら、
ブレインジムのセッションを進めていきました。

「直感に従って動ける私」という未来を見つめながら、
身体と神経系のつながりを整えるエクササイズを、
ご自身のペースでていねいに進めていくのです。

そして最後に、「直感に従って動ける私」と、
電車に乗るのをイメージしてもらい、
身体や気持ちが落ち着いていることを確認して、
セッションを終了しました。

後日、Iさんから
「7年間、怖くて乗れなかった電車に、乗れるようになりました!」
と、感謝のメールを頂きました。

思い切って電車に乗ってみたら心臓のバクバクは来なかったそうです。

Iさんの興奮が伝わって来て私も本当に感動しましたし、
お役に立てたことが嬉しかったです。

パニック発作や強い不安は、
「気合いで治す」「努力でなんとかする」性質のものではないのです。

身体と神経系にやさしく働きかけながら、
「自分は本当はどうありたいのか」を、 ご自身の身体感覚から見つけていくことで、
こわばってしまった身体と心をほどいていくこともできるんです。

ブレインジム個人セッションの本当の力は、
この「ありたい自分」に進んでいけるところにあると感じています。

長く苦しんできた方ほど、
「自分はもう変わらない」とどこかで諦めてしまっているかもしれません。

でもブレインジムなら、
Iさんのように心の奥にあった「こうありたい自分」に動き出すことができるんです。

もし、動きたいのに動けない、
辛い状態からなかなか抜け出せない、
もう変われないとあきらめそうになっている方、

「でもできるなら変わりたい!」と願っている方は、
ブレインジムをぜひ試してみて下さい。

▼ ブレインジム個人セッションの詳細はこちら
https://eneport.com/ss/bg/