
エネポートのブレインジム個人セッションは、主に大人の方が対象です。
高校生以下のお子さんについては
「保護者の方がブレインジム101(BG101)を受講済みであること」を条件とさせていただいています。
ホームページをご覧くださった方から、ときどき「どうしてですか?」とお問合せをいただきます。
今日はその理由をお伝えします。
〇ブレインジムは”勉強”と似ています
少し意外に感じられるかもしれませんが、
ブレインジムは勉強と似ているところがあります。
学校や塾で新しいことを学んでも、それだけでは身につきません。
家に帰って復習したり繰り返して、だんだん自分のものになっていきます。
ブレインジムも同じで、薬や治療のように「受ければ終わり」というものではないのです。
セッションでお伝えしたエクササイズを、お家で日々続けていくなかで、
脳と心と身体のつながりが少しずつ整っていくのです。
特にお子さんの場合は、原始反射の影響が関わっていることが少なくありません。
原始反射は、赤ちゃんが生きていくために備わっている自動的な反応で、
本来は1才前ごろまでに自然と消失(統合)していくものです。
けれども、何らかの理由で残ってしまうと、
集中できない・落ち着かない・極度に緊張する……といった、
お子さんの「困りごと」につながってしまうことがあります。
こうした原始反射の影響を整えていくには、
月に1〜2回のセッションで肝となる部分に働きかけ、
ご家庭の日常でフォローを継続するのが望ましいのです。
〇保護者の方が”一緒に取り組む”ことの意味
もうひとつ、勉強と似ているところがあります。
たとえばお子さんに「宿題しなさい」と一方的に伝えるのと、
興味を持って一緒に取り組んであげるのでは、
お子さんのやる気がまるで違ってきます。
「楽しいな」と感じるとき、
お子さんはしっかりと集中できるし成長します。
ブレインジムも同じです。
保護者の方ご自身がブレインジムを学んで、その心地よさや変化を体感していると、
お子さんへの伝わり方がまったく違ってきます。
「やりなさい」ではなく、「一緒にやってみようか」と寄り添える。
そして、お子さんの「やってみたい!」「こうなりたい!」という気持ちが高まったタイミングを逃さず、
その瞬間にすっと一緒にエクササイズができる。
運動会の前、発表会の前、勉強で「もっとできるようになりたい」と思った瞬間――
そういう”心が動いている時”こそ、ブレインジムが最も力を発揮するときです。
セッションだけでは、その大切なタイミングをどうしても拾いきれません。
保護者の方が日常のなかで寄り添えると、
お子さんの変化を本当に大きく促せるのです。
〇「見せているだけ」でも、お子さんに伝わっていく
ここでひとつ、保護者の方にぜひ知っていていただきたいことがあります。
私たちの脳には「ミラーニューロン」という神経細胞があります。
これは、目の前の人の動きや表情、心の状態を、
まるで自分が体験しているかのように脳の中で”映し出して”くれる仕組みです。
赤ちゃんがお母さんの笑顔を見て自然と笑うのも、
誰かがあくびをするとつられてしまうのも、
このミラーニューロンの働きです。
これはお子さんがブレインジムにあまり乗り気でないときや、
思春期で素直に取り組んでくれないときにもヒントになります。
つまり、
保護者の方がブレインジムをしている姿を、
お子さんが近くで見ているだけでも、
お子さんの脳と身体には自然と良い影響が伝わっていくのです。
「やらせよう」と頑張らなくても、
保護者の方ご自身が近くでさっとエクササイズをしている。
それだけでお子さんは無意識にそれを受け取ってくれるのです。
ただ、ここで大切なのは、保護者の方が”正しいやり方”でブレインジムを身につけてること。
動きの形だけをなぞるのではなく、
何のためにそのエクササイズをしているのか、
どんなふうに身体と心が動いているのかを、
ご自身で体感として理解していらっしゃることが大切です。
と言うのは、個人セッションでもそうなのですが、
「どういった意図でしているか」はエネルギー(氣)として相手に伝わるのです。
漠然と形だけなぞるのではなく、
そのエクササイズの意図をしっかりと意識して行う方が、
お子さんにもしっかりと伝わりやすくなります。
そのために必要なのが、ブレインジム101公式クラスでの土台づくりです。
ブレインジムを本やインターネットで見て形だけ真似するのではなく、
しっかりとした土台のうえで、お子さんのサポートをしていただくよう、
エネポートではお願いしています。
▶ ブレインジムとミラーニューロンの働きについて、もっと深く知りたい方へ
書籍『トラウマからの回復 ブレインジムの「動き」がもたらすリカバリー』
(スベトラーナ・マスコトーバ/パメラ・カーリー 著、星和書店、2013年)
https://www.seiwa-pb.co.jp/search/bo05/bn802.html
大規模な事故のトラウマを抱えた子どもたちがブレインジムを通して回復していった実話を中心に、
脳神経科学の視点からブレインジムの働きが丁寧に解説されています。
ミラーニューロンや原始反射と「動き」の関係を、
より深く理解したい方におすすめの一冊です。
〇保護者の方ご自身にも、きっと変化があります
BG101公式クラスでは、ブレインジムを学びながら、
ご自身の目標にも向き合っていきます。
「もう少し落ち着いて子どもと接したい」
「自分のイライラを手放したい」
「自分自身の生きづらさを和らげたい」
そういったテーマで取り組んで保護者の方自身が楽になり、
それがお子さんにも自然と伝わって関係性が良くなったという、
嬉しい変化がよく起こります。
ご家族のなかで一番大きく変わって楽になったのは、
実はお母さん・お父さんだった、というケースも珍しくありません。
〇ご家族まるごと、心と身体が整っていくように
エネポートが大切にしているのは、
「心の底からイキイキと、自分の個性を発揮して人生を楽しむ人を増やすこと」。
それはお子さんだけではなく、
ご家族がそれぞれにあったペースで整っていくことで、
何倍にも豊かに広がっていくと感じています。
「保護者の方の受講」という条件は、ハードルが高く感じるかもしれません。
けれども、これはお子さんの変化を本当に大切に育てたいから、
そしてご家族みんなにとっても意味のある時間にしたいからこそのお願いです。
まずは保護者の方ご自身が、ブレインジムの心地よさを体験してみてください。
きっと、お子さんの成長を優しいまなざしで見守っていけるようになりますよ。
